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2013年7月25日木曜日

湯沢市の市民健康講演会に参加しました。

 平成25年7月19日(金)13:30~湯沢グランドホテルで湯沢市主催の市民健康講演会が開催されました。
 演題は、「がん対策基本法にこめられた患者の思いについて」
      ~成立の舞台裏に山本孝史参議院議員の壮絶ながんとの闘い~ で、講師は、故 山本孝史議員の奥さんである「山本 ゆき 氏」です。山本ゆき氏は湯沢市のご出身です。
  がんに関係する講演ということで、今回「がん検診推進員」もおじゃまして検診のPRをさせていただきました。

冒頭、齊藤 光喜 市長からあいさつがあり開会です。

  続いて講演ですが、我々が行っているがん対策の根本にある「がん対策基本法」は、その当時、与野党がそれぞれ案を国会に提出し、対立ムードの中で協議が停滞していました。そこで、山本議員は、自分自身ががんであることを国会で告白しながら成立を訴え、一気に超党派での成立を決定付けたという経緯があります。
そのときの、奥さんでなければ知り得ない状況を交えながらお話してくださいました。


 その山本議員の国会演説の中には「がん患者は、がんの進行や再発の不安、先のことが考えられないつらさなどと向き合いながら、身体的苦痛、経済的負担に苦しみながらも、新たな治療法の開発に期待を寄せつつ、一日一日を大切に生きています。」という一節があり、私達がん対策室員は、日常がん対策に取り組んでいますが、こうした患者さんや家族の気持ちに思いをはせながら仕事をしなければと改めて感じたところです。
 また、山本ゆき氏の手元には「第2期秋田県がん対策推進計画」があり、秋田県のがんの状況なども交えながらの講演でした。


 齊藤市長、山本ゆき 様、貴重な機会をありがとうございました。室員一同、4月からスタートした第2期秋田県がん対策推進計画の目標達成に向けて頑張ります。


                                      以上 ヒシガタの報告でした。

週末、勉強しました!

海の日があり、3連休となった7月13日(土)から15日(月)、秋田市内でがんに関するイベントが2カ所で開催され参加してきました。

一つ目は 、ジェイが予告していた肝炎の市民公開講座です。

市民公開講座
平成25年7月13日(土)14:00~16:00
秋田市 にぎわい交流館AU多目的ホール
1:B型肝炎の最新治療
2:C型肝炎の最新治療
3:C型肝炎治療を受けた患者さんの話
4:特別講演:肝がん予防の話

会場のにぎわい交流館周辺は、施設の開設1周年記念行事のまっさかりで、スギッチを始めとするゆるキャラ達でまさに賑わっていました。
その誘惑にも負けず、多くの方が会場に訪れ、熱心にウイルス性肝炎について勉強しました。
ウイルス性肝炎の治療法は日々進歩しており、いかに早く治療を受けるかで肝がんへの移行を防げるかが決まります。秋田県は、アルコール性の肝疾患が多いことも説明がありました(耳が痛い・・)。
先生方は、肝炎ウイルスの無料検査や治療費の助成を県が行っていることも紹介してくださいました。
最後は、国立がん研究センターの津金先生による生活習慣の中で肝がん予防につながる食生活などを中心にした講演をいただきました(皆さん、コーヒーが良いらしいですよ(詳しくは国立がん研究センターのwebをご覧ください。))。

二つ目は、がんプロの市民公開講座です。

がんプロとは、がんプロフェッショナル養成基盤推進プランのことで、秋田大学では、東京医科歯科大学を主管校とする在京四大学と弘前大学との連携によるプロジェクトを組んでおり、がん医療に関する専門医や薬剤師、看護師など、がんプロフェッショナルの輩出とがん治療の均てん化を推進するものです。

こうした取組を市民に紹介することを目的に、次の内容で行われました。
市民公開講座 『 出陣!がん医療 夏の陣 
開催日時 : 平成25年7月15日(月)13:00〜 
会  場 : 秋田ビューホテル4階 飛翔の間
講演1
本山 悟(秋田大学大学院医学系研究科 地域がん包括医療学講座特任教授)
「秋田大学がんプロが目指すもの アポロプロジェクト」
三浦 昌明(秋田大学医学部附属病院 薬剤部教授)
「がん専門薬剤師の養成」
土谷 順彦(秋田大学大学院医学系研究科 腎泌尿器科学講座 准教授)
「ダ・ヴィンチで手術が変わる、教育が変わる」
講演2
中村 順子(秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻 地域・老年看護学講座 教授)
「がん療養者の在宅療法とその支援」
須田 広悦(秋田県健康福祉部健康推進課がん対策室長)
「第2期秋田県がん対策推進計画」について」
近藤 セツ子(秋田県肺がんネットワーク「あけびの会」
「病と私」

いずれの講演も秋田県のがん医療やがんの状況の水準向上に向けて熱意の伝わってくる内容でした。







がんプロでは、がん治療推進専門家養成プラン運営諮問委員会を設置し、様々な関係団体とがん治療専門人の育成に、意見交換を行いながら実施する体制を整えています。私達も連携を図りながらがん対策に向かいたいと改めて感じた一日となりました。

                                         以上 ヒシガタの報告でした。




2013年7月12日金曜日

隠れた努力

平成25年7月6日(土)、放射線技師会の研修会で、第2期秋田県がん対策推進計画について説明する機会をいただきました。






放射線技師会の方々は、定期的に勉強会を開催し知識や技術の向上を図っておられます。
がんの治療を始め近年の医療は、様々な職種の方々によるチーム医療によって担われていますが、多くの技師の方が参加して学ぶ姿を頼もしく拝見してきました。

私達も、本県の医療や検診の質の向上のため努力してまいりますので、放射線技師会の皆様、今後ともよろしくお願いします。

                                                                                        以上 ヒシガタの報告でした。

2013年7月10日水曜日

出前講座

平成25年7月5日(金)、秋田市西部市民センターで、サークル「のぞみ学級」の方々から県庁出前講座のオーダーをいただき、「秋田県のがん対策について」を講演してきました。



皆さん熱心で、様々な学習会を企画して勉強をなされているとのことでした。
真剣に耳を傾けてくださる姿に張り切ってしまい、質疑応答の時間を忘れ、いただいていた90分の時間をフルに使ってお話ししてしまいました。

終了後、「検診で異常を指摘されたが、時間をおいて医療機関に行ったところ大きな手術になった。早く受診すればもっと簡単な治療で済んだかもしれない。」と話してくださった方がおり、早期発見、早期治療の大切さを、より多くの方に伝える必要性を改めて感じたところです。

県では、出前講座を行っているほか、(公財)秋田県総合保健事業団に委託して、がん検診の大切さをどこにでもおじゃましてお話しする「ミニがん講座」を行っています。 どうぞお気軽にご利用ください。

                              ヒシガタの報告でした。

2013年7月5日金曜日

あきた がん ささえ愛の日 サバイバー登山

6月29日(土)あきたがんささえ愛の日 サバイバー登山が行われました。

がんの経験者(サバイバー)を含めた43名で、秋田駒ケ岳を登りました。

天候にも恵まれ、とても気持ちのよい登山となりました。


頂上付近の阿弥陀池では若手豚汁部隊の特製豚汁が振舞われました。

参加者で記念撮影

ささえ愛の日の「がんになってもあきらめない」というスローガンを
実践できた一日になったと思います。

ナポリンの報告でした。

2013年7月1日月曜日

市民公開講座「肝がんの予防と治療」

6月29日(土)14:00~16:00の日程で、市民公開講座「肝がんの予防と治療」が、日本肝臓学会の主催により、鹿角市のかづの厚生病院で開催されました。

市立秋田総合病院の小松院長、あべ菜園内科クリニックの阿部院長による講演のほか、県がん対策室からは県の肝炎対策を紹介させていただき、肝炎ウイルス検査の受検を呼びかけました。

両先生からも、「肝炎は早期発見、早期治療が大事なので、一度は肝炎ウイルス検査を受けましょう」とのお話がありました。


教育講演後のパネルディスカッションでは、会場の方からも質問が寄せられ、パネリストの先生方からていねいな回答をいただけたので、参加された皆さんは肝炎や肝がんについて、知識を深められたことと思います。

また、7月13日(土)には、秋田市・エリアなかいちにおいても、この公開講座が開催されますので、お近くの方はどうぞご参加ください。

以上、じぇいの報告でした。

あきた がんささえ愛の日 IN 能代

今年度のがんささえ愛の日は、4カ所で予定されていますが、後半戦となる能代会場(6月23日(日)13:00~15:00)に参加してきました。

能代会場は、山本組合総合病院の講堂を会場に、「在宅のがん患者さんを支える」をテーマに行われました。

会場では、がん検診を勧める「がん検診推進員」も手伝ってくれました。


まずは、看護分野で在宅医療の先駆者である 株式会社ケアーズ白十字訪問看護ステーション代表取締役、所長 秋山正子 氏の講演が行われました。
秋山さんの話を聴いていると、老々介護でとても無理だろうというような方でも、最後まで在宅で自分らしく生きることが可能に思えてきます。そのためには、多くの医療、介護、福祉の方々の連携が必要で、かつ、それをコーディネートする方が必要ということが良く分かりました。

その後、秋田市で往診専門の「秋田往診クリニック」理事長の 市原 利晃 先生に在宅療養の実際を講演していただきました。

その後は、皆さんとフリートークです。秋田大学保健学科 地域・老年看護学 教授の中村 順子先生のコーディネートで進められ、秋山さん、市原先生と貴重な意見交換が行われました。

会場には、医療関係者も多く参加してくださり、薬局が果たす役割など連携が深まると思われることも話し合われました。

秋田市だけではなく、様々なところでこうした話し合いを持つ意味を噛みしめたところです。
会場の提供や様々な面で協力いただいた近田院長先生を始め山本組合総合病院の皆様、厚生連関係、患者会の皆様、何よりも会場で思いを共有してくださった皆様ありがとうございました。

 
(こうした機会を通して、私達室員も人間関係を紡いで、在宅緩和ケアの推進に努力したいと思います。)                                   以上 ヒシガタの報告でした。